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【医療用内視鏡の寿命と耐用年数】高価買取が可能な使用年数は?
更新日:2022年03月03日
超高齢化社会を迎え、がんや慢性疾患の患者が増加し続けています。それに伴い、従来の開腹手術から体に負担の少ない低侵襲手術のニーズも高まっており、手術に不可欠な内視鏡の検査・治療機器市場はますます拡大していくでしょう。
内視鏡の検査・治療機器の人気が高まる背景については過去に【売れ筋の中古医療機器】「内視鏡」の世界的ニーズが高まり続ける理由でもご紹介しています。技術的進歩も著しい医療用内視鏡の耐用年数と買い換えのタイミングについて詳しく解説します。
オリンパスが8年ぶりに内視鏡システムをフルモデルチェンジ
一昨年、医療用内視鏡の世界トップシェアを誇るオリンパスが、フルモデルチェンジした最新内視鏡システム「EVIS X1」を発売しました。これは8年ぶりのことであり、従来とは異なる「次世代」内視鏡システムの登場が大きな話題を呼びました。
従来から搭載するNBI(狭帯域光観察)に加え、TXI(構造色彩強調機能)・RDI(赤色光観察)・EDOF(被写界深度拡大技術)などの新しいテクノロジーを導入。がんはもとより多くの消化器疾患を早期発見・早期診断につなげる製品の開発を実現したのです。
RDI
3 色の特定の波長の光を照射し、深部組織のコントラストを深部血管などの視認性が向上。出血部位の発見および止血処置を迅速にサポート。
EDOF
遠距離、近距離の双方に焦点の合った2画像を撮りだして合成、より広範囲に明瞭な患部画像が得られる。
TXI
通常光では観察しづらい粘膜表面の「構造」「色調」「明るさ」の 3 要素を最適化。微細な色調、構造の変化がわかりやすく、病変部がより明確に観察できるように。
以上のように独自技術を兼ね備え、圧倒的な進化を遂げた「EVIS X1」は従来品と比較しても、今後高度医療に欠かせない存在となっていくと予想されます。
さらに治療の質や検査効率の向上をめざす医療機関においては、現在使用している内視鏡からの買い換えが不可欠となるでしょう。買い換えニーズの増加に備え、グリーンメディカルでも中古品の買取を強化する体制を整えております。
精度の高い治療には内視鏡の最新機種導入が不可欠
オリンパス発売した最新内視鏡システム「EVIS X1」は病変の早期発見と診断、治療の質および検査効率の向上に役立つ新しいイノベーションが搭載されています。人工知能(AI)を取り入れた次世代技術の開発も進めています。医療技術の進化は日進月歩であり、ニーズに応える最新機器の導入が必要になります。
病変の微細な変化を見落とさず、スピーディに治療を行うためには、常に最新機種を導入することが大切になってきます。特に精度が求められる低侵襲治療においては、内視鏡の最新機種導入は大前提となってきていると言ってもいいでしょう。
不要になった内視鏡は売却できる
質の高い治療を目指し、最新モデルの内視鏡を購入する場合、これまで使っていた内視鏡の処分に頭を悩ませる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は内視鏡は売却も可能です。例えば海外には医療体制が不十分な新興国も少なくありません。内視鏡やCT、MRIといった医療機器はまだまだ足りず、中古医療器のニーズが高いのです。
特に、メンテナンスの施された新品に近い医療機器は高額で売買されます。ホコリや汚れなどをあらかじめ拭き取っておくと美品として高査定が期待できます。また医療機器を購入した際についてきた付属品や取り扱い説明書をすべて添付し、動作確認や部品の破損の有無もチェックしておくと高額売却につながります。
ただし、医療機器にはそれぞれ耐用期間があります。耐用期間を過ぎると、部品の交換や修理、オーバーホールが困難になるのは否めません。医療機器専門の廃棄物処理業者に、有料の引き取りを依頼することになります。医療機器の詳しい廃棄方法などについては、【医療機器の処分方法】廃棄、売却時のポイントを解説をご覧ください。
医療用内視鏡の寿命はあるのか?
医療機器の使用期間に決まりはあるのでしょうか。一般的には使用に耐えうる期間として「耐用期間」が定義されています。厚労省の「医療機器を標準的に使用・保守を行い、修理を繰り返した上で、機器の信頼性、安全性が目標値を維持できなくなると予想される耐用寿命」がベースになっているものです。統一されているわけではなく、メーカーもそれぞれ自主的に基準を設けています。
つまり、交換部品や付属品が入手でき、修理やメンテナンスを行いつつ安全性が確保できる期間と判断できます。修理やオーバーホールを行うなど適切なメンテナンスの結果使用できるのであれば、寿命は定められていないとも言えるのです。
よく耳にする医療機器の「耐用年数」とは税務で使う用語です。医療用内視鏡は税務上、固定資産と見なされます。固定資産は、その購入費用を定められた期間に分割し、費用計上する会計処理「減価償却」を行います。
この資産を使用できる期間として定められているのが「耐用年数」なのです。税務上、内視鏡の耐用年数は本体が8年、ファイバースコープが6年と決められています。つまり、8年、6年かけて減価償却費を計上することになります。耐用年数とは償却期間であり、=医療機器の寿命ではありません。
高く売れるのは使用後何年くらいまで?
製品の状態にもよりますが、おおよそ3年くらいまでの医療機器なら高額査定が期待できます。当然ながら年式の新しい機器ほど高額となります。オリンパスの「EVIS X1」のように新モデルの場合はさらに高値がつくと予想できます。最新機種であれば従来機種には搭載されていない機能がプラスされていることも多いでしょう。モデルチェンジなどが大きな付加価値となる可能性は高いです。
また、外見のコンディションや汚れはもちろんのこと、正常に動作するかどうかは大きなポイントになります。また先ほどもふれましたが、取扱説明書や付属品がすべて揃っていれば、より高評価を得られます。ケースバイケースではあるものの、複数の医療機器の売却すする際、まとめての査定が有利に働く場合もあります。
中古内視鏡の処分する前にグリーンメディカルにご相談ください
「現在使用する内視鏡を売却したい」「売りたいけれど、医療機器の価値・相場、いくらで売却できるのかが判然しない」とお困りの方はまずは当社にお任せください。メーカー名・型式・年式・リース契約の有無をお伺いすれば、買取の可否から概算でのお見積りまですぐにご提示できます。日本全国、各エリアの担当者がスピーディに対応いたします。
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