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【医療機器メーカーランキング】中古医療機器を購入・売却する際に参考にしたい
更新日:2022年07月12日
国内において、医療機器の市場規模は年々拡大を続けています。また高齢化の波は世界中に及んでおり、医療機器のグローバル市場もまた拡大傾向にあります。経済発展が進む新興国の医療水準が向上し、国際的なニーズは高まる一方です。
日本のメーカーの医療機器は品質が高く、新品に加えて中古医療機器も注目を集めています。今回は国内医療機器メーカーの特徴や強みについて詳しく紹介します。 中古医療機器の購入・売却の際のデータとしてお役立てください。
売上高1位は内視鏡世界シェアトップのオリンパス
国内医療機器メーカー売上高ランキング(22年3月期)
単位:億円
順位 | メーカー名 | 売上高 | 時価総額 | 主力機器 |
---|---|---|---|---|
1 | オリンパス | 8,689 | 34,603 | 内視鏡は世界シェア7割 |
2 | テルモ | 7,033 | 30,631 | 心臓血管カテーテル |
3 | HOYA | 6,614 | 42,265 | 眼鏡レンズ 半導体用マスク |
4 | 富士フイルムHD(ヘルスケア事業) | 5,338 | 37,989 | 内視鏡システム 超音波診断装置 |
5 | ニプロ | 4,947 | 1,829 | ディスポーザブル機器 |
6 | シスメックス | 3,637 | 16,993 | 検体検査機器 |
7 | キヤノン(メディカル事業) | 3,024 | 41,613 | 超音波 CT MRI |
8 | 日本光電工業 | 2,051 | 2,449 | 医療用電子機器 |
9 | オムロン(ヘルスケア事業) | 1,329 | 13,896 | 家庭用血圧計世界シェア5割 |
10 | フクダ電子 | 1,320 | 1,457 | 心電計シェアトップ |
景気の動向を受けにくいとされる医療機器業界。2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、一時的には停滞したように見えました。しかしIT技術の発展によるビックデータ(AI)の活用やIoT導入など新たな技術革新も進むなど安定的な成長を維持しています。グローバル市場においても、日本の医療機器メーカーは大きな支持を集めている状況です。特に内視鏡やCT、MRIといった診断機器分野においてトップシェアを誇っています。
※以下特に記載のないものは2022年3月期時点のデータです。
内視鏡で世界トップレベルを誇るオリンパス
(オリンパス社屋)
国内売上高1位を行くのは、世界で70%の消化器内視鏡シェアを維持するオリンパスです。1919年創業、連結売上高は8,689億円、連結従業員数31,557人、東証プライム上場の業界大手です。1950年に実用的な胃カメラの試作機を世界に先駆けて開発しています。もともと同社は、カメラメーカーとして確固たる地位を築いてきました。
しかし、不調の映像事業に見切りをつけた後は、長らく培ってきた光学技術や電子映像技術を生かして医療事業へ転換。現在、全売上の約85%以上が医療事業です。2013年、医療事業に関する合弁会社としてソニー・オリンパスメディカルソリューションズを設立。共同で外科手術用内視鏡システムなど外科領域での製品開発も進めています。
「カテーテル」事業を基盤にグローバル市場でも成長したテルモ
一般消費者には体温計で知られるテルモは、医療分野で多彩な製品を扱っています。海外進出にあたって強みである「カテーテル」を主軸に勝負をかけ、事業展開に成功。心臓血管領域をはじめ再生医療分野など最先端医療にも役立つ商品を手がけています。連結売上高は7,033億円、連結従業員数28,294人、東証プライム上場の優良企業です。
テルモでは海外企業のM&Aも積極的に推し進めています。海外での売上比率は年々大きくなっており、グローバル市場でのさらなる活躍が見込まれます。
富士フイルムはフィルム事業からシフトチェンジ、医療機器業界でも存在感
(富士フイルム社屋)
フィルム事業を基盤としてビジネスを展開してきた富士フイルム。しかし2000年頃より業界はデジタル化の潮流が押し寄せます。事業縮小に苦しむ同業他社を尻目に、富士フイルムは液晶フィルムや医薬品など新規事業への参入を発表します。この多角化戦略が功を奏し、同社は売上を伸ばしていくことになったのです。そもそも1936年にX線フィルムを国産化するなど、早くから医療分野においてイノベーションを起こしていた同社。医療機器やヘルスケア事業へのシフトチェンジもスムーズでした。
連結売上高は2兆5,258億円、連結従業員数75,474人。売上高は前年同期比15.2%増となっています。好調なヘルスケア部門では前年比38.4%増の8,017億円を計上しています。2021年には日立製作所から画像診断機器事業を買収。同社の強みである画像処理技術や人工知能(AI)技術をベースに、新たな技術革新を進めています。
高い光学技術を有し画像診断機器事業に注力するキヤノン
優れた光学技術を持ち、事務機やカメラなどを事業の柱としてきたキヤノン。キヤノンもまた、医療機器事業に注力しています。キヤノン全体の連結売上高は3兆5,134億円、連結従業員数は184,034人。メディカル事業の売上高は4,804億円と全体の14%を占めています(2021年)。
CTやMRI、超音波画像診断装置などの画像診断装置事業に力を入れるべく、2016年に東芝メディカルシステムズを子会社化。医療機器事業を成長の軸に据えていく方針です。
AEDや生体情報モニタなど多彩な医療機器製品を手がける日本光電工業
日本光電工業は、脳波計の開発・販売から始まり、筋電図検査装置、ポリグラフ、除細動器(AED)などの医療機器において国内外で高いシェアを誇ります。連結売上高2,051億円、連結従業員数は5,639人。コロナ禍で再度注目を集めたパルスオキシメータは同社の技術者が原理を開発したものです。医療機器パイオニアともいえる同社は、取り扱い製品の多さでも知られています。
呼吸・循環器系の医療機器がメインのフクダ電子
フクダ電子は1935年、日本で初めて心電計を開発・販売したメーカーです。連結売上高は1,320億円、連結従業員数は3,348人。取り扱う機器は心電計や生体情報モニタ、血圧脈波検査装置、心臓カテーテル検査装置、心臓ペースメーカ、超音波画像診断装置、血管カテーテルまでさまざまです。
2016年にはオムロン傘下の医療機器メーカー、オムロンヘルスケアと業務提携を図り、在宅医療向けの機器開発なども行っています。
「モノづくり」のオムロンは血圧計や体重体組成計を手がける
多様な「モノ」づくりにおいて様々な技術を提供するオムロン。工場の自動化や駅の改札機、電子部品など国内外で高い技術力を発揮しています。連結売上高は7629億円、連結従業員数は29,020人。ヘルスケア事業にも事業展開しており、家庭用電子血圧計において高い世界シェアを誇ります。
傘下にあるオムロンヘルスケア株式会社の売上高は1,329億円で、全体の17%を占めています。オムロン ヘルスケアグループでは3,399人の従業員を抱えており、ヘルスケア分野にも注力していることがわかります。
中古医療機器を購入・売却するときはメーカーをチェック
景気動向の影響が少なく、依然堅調に成長を続ける国内外の医療機器マーケット。カテーテル、ペースメーカーなどの治療機器、内視鏡、CT、MRIなど診断機器それぞれ、今後も伸びていくと予想されています。特に診断機器は、国際競争力も高く「モノづくり」日本を代表する産業としてグローバル市場も活気づいています。日本政府が後押ししたこともあり、別分野で高い技術力を誇っていた大手メーカーが医療機器産業に注力した背景もあるのです。
上記ランキングに名を連ねる企業がいずれも時価総額1000億以上の東証プライム企業であることからもおわかりいただけると思います。オリンパスやテルモ、富士フイルム、キヤノンなど他分野で名をはせた企業をはじめ、医療機器一筋の優良メーカーも含まれます。
このような大手メーカーの製品は、性能は当然ながらメンテナンスなど対応力の面でも優れているのが強みです。中古で医療機器を購入したり売却したりする場合も、こうした大手メーカーなら安心です。ブランド力のある大手メーカーであれば、売却時にも高価買取が期待できるでしょう。
中古医療機器の購入・売却はグリーンメディカルへ
日本の医療機器は、中古であっても高い価値を有しています。中でも医療技術の発展が著しい新興国からのニーズは年々高まっています。
グリーンメディカルは、品質にこだわったランキング上位メーカーの医療機器を数多く扱っています。メーカーは整備、点検を施した正規の中古品だけを販売し、業界唯一の1年保証にも対応しています。販売のみならず納品後の設置・機器の説明を含めたアフターケアも万全です。
中古医療機器の購入・売却をご検討の際は、ぜひグリーンメディカルまでご相談ください。
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